ロープの結び方

ロープ結びの基礎知識

ロープの結び方の種類は非常にたくさんあります。おもしろいのは世界の国々で、独自の結び方がある反面、共通の結び方もあることで、もうひとつは、仕事(作業)に必要な結び方と装飾用の結び方があることです。

 

基本的に知っておいて役立つのは当然ながら実用的な結び方ということになりますが、その前に、そもそもロープを結ぶのにはどんな目的があるのか、について整理しておきましょう。

 

最も多いのは「ものを縛って束ねて(まとめて)おくこと」、「ものを何かにくくりつけておくこと」、「ロープを張って利用すること」などが挙げられますが、他にも「ロープの端を握りやすくする」、「結んだ端がほどけないようにする」、「ロープの端を更に何かに結びつける」、「ロープの先端に輪(ループ)を作る」、「ロープの中央に輪を作る」、「ロープとロープをつなぐ」、「ロープを短くする」などもよく使われる結び方です。

 

正式に結び方を習っていなくても、普段の生活の中でロープ結び(ひも結び)の基本は利用されているわけで、例えば靴紐の結ぶ時や、廃品回収してもらう新聞を結ぶ時など、無意識のうちに使っています。

 

ちなみに靴紐では輪を作るので「蝶々結び」であり、解きやすいので「引き解け」とも呼ばれています。

 

このように、ロープ結びは常識的な結び方とちょっと便利な追加技の組み合わせだと考えればいいでしょう。