ロープの結び方

登山で使うロープ結び

登山で使うロープ結びについては、確実に結ばないと大変危険ですから、しっかり練習してから使うようにしましょう。

 

実際には、8の字結び(エイトノット)なども使うのですが、登山のロープワークという観点からすれば、確実な結び方と共に、その結び方の習熟がポイントとなり、ロープワークでロスタイムを出していると、トータルでかなりの遅れにつながってしまいます。

 

前項でも紹介した8の字結び(エイトノット)は、結びやすくほどけにくいのが特徴で、登山ではパートナーが見て結べているかチェックしやすいのも大きな利点となっています。そのため、ザイルをハーネスに連結する結びの主流になっているわけです。

 

インクノット(グラブヒッチ)もよく使われます。このノットという結びはロープだけで結ぶ結び方を指しています。ちなみにヒッチは何かに引っ掛けてとめる結び方で、ベンドはつなぐタイプの結び方となります。

 

インクノットの利点は、結んだ位置を解かずに移動させることができる点と、引っかける対象から外せば、すぐに解けてしまう点で、いわゆる自己確保(セルフビレー)をセットするときに利用されます。

 

上級者なら片手で結ぶクラブヒッチもありますが、まずは両手で結ぶ方法を確実にマスターした方がいいでしょう。

 

「ダブルフィッシャーマン結び」は、ロープスリングを作るときに必要です。他にも2本のザイルを連結して懸垂する時に使う人も多いようです。

 

他にもいろいろなロープの結び方が登山では使われていますが、何をおいても確実にマスターして、事前練習もしっかり行うようにすることが不可欠です。